英国を拠点とするフォトニクスの新興企業Camgraphicは、NATOイノベーション基金が共同主導するシリーズA資金調達ラウンドで2,500万ユーロを確保したと発表した。

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他の参加投資家には、ソニー・イノベーション・ファンドやボッシュ・ベンチャーズなどがある。2018年にケンブリッジ大学からのスピンオフとして設立されたカムグラフィックは、シリコンベースのフォトニクスの代替手段よりも高速、安価、エネルギー効率に優れた方法で光と電気信号を使用してデータを送信するグラフェンマイクロチップを開発している。

この技術は、AIや高性能コンピューティング、衛星通信、自律走行車、レーダー画像化などの分野で応用されている。カムグラフィックは、新たに調達した資金をピサでのスタートアップ企業の研究開発業務の発展と、ミラノでの試験的な製造ラインの設立に充てる予定だ。また、この資金を使って、チームを現在の17人から今後1年で34人に、さらに2年後には68人に拡大する予定だ。